自分が「おじさん」になったと自覚するタイミング
昨日、通い慣れた馴染みの美容室に行った。
高校生の時から通っているので、大学で一度地元を離れたけどその美容室自体はもう10年以上前から利用している。
今のスタイリストさんに担当が変わったのは、2年くらい前からだろうか。
美容室といえば、普段読まない雑誌をじっくり読む。
これが、僕は地味に美容室に行くときのちょっとした楽しみだ。
普段殆ど読まない雑誌は、美容室で読むと新鮮で意外な発見があったり、純粋に読むとおもしろい。
ちょっと前まで、僕の席に置かれる雑誌は所謂若者向けのファッション誌、スポーツ系の雑誌であった。
最近、置かれるファッション誌は年齢層が高めの「おじさん」系になり、車の雑誌やガジェット系が定番になった。
ただ、気付いたら若者向けのファッション誌なんてもう全然興味が無いし、monoとか最新家電やガジェットを見るのがとても楽しい。
ふと、置かれた雑誌のラインナップを見て、「あぁ、俺年取ったなぁ。」としみじみ感じた。
昔は遊ばせていた毛先も、今では随分落ちついている。
もう少しで30代に突入する。
自分が世間一般的な「おじさん」になるイメージは、まったく想像がつかなかった。
学生の時から通う美容室に行くと、当時見てた周りの「おじさん」に今自分がなっているとは実感がない。
学生時代の同級生とお酒をかわしながら話しているとき気持ちは若いままだ。
周りのアラサーアラフォーのメンズを「あのオッさん」とか呼ぶ割に自分も同じ「おっさん」なのだとまだ自覚していない。
周りが見ている自分の年齢に対するものさしと自分の感覚はきっと、だいぶかけ離れている。
お腹が出てきたので、1年前からジムに通っている。
ジムに行くのは習慣化し、汗を流すのはとても気持ちいい。
特に週末仕事終わりの金曜日に飲みに行かずにジムに行ったり、土日の時間を有効に使ってジムで過ごしたときは、充実感がある。
でも着実にお腹は主張してきて、前に突き出してきている。
靴紐を結ぼうと屈むとき、ベルトに引っかかる贅肉を触ると、ちょっと虚しい。
最近、ビールは1杯目くらいで留めて、2杯目からハイボールにすることが増えた。
その方が、翌日は調子が良い。
髪を染めたいとなぁと、年甲斐もなく最近思う。