僕がサラリーマンの通勤の闇を垣間見たのは、東京の大学に通っていた大学生のとき。
当時僕は京王線を頻繁に利用していた。
就活のとき、朝から汗臭くて息苦しい空間に滞在する電車が嫌で、僕は東京での就職を辞めた。
初めて金曜日に新宿で飲み会をした帰りの電車では、互いに酔ったサラリーマンのいざこざが始まった。
恐らく最寄駅じゃない、下北沢でわざわざ下車して喧嘩の続きを展開する彼らを、僕は哀れんだ。
たぶん40歳前後の会社員だった。
1週間仕事をして、退勤の電車でストレスを感じ、赤の他人と揉め事を起こす。
きっと彼らはあまり幸せじゃない。
もし、次の日が休日だったとしたら、どんな気持ちで休日の朝を迎えたんだろう。
可哀想なサラリーマンだった。
不快を減らして快適な時間を増やせば幸福度は上がる
僕が自宅の次に好きな空間が、マイカーだ。
実際、自分の車の中で読書をしたり仕事の整理をしたりするのがとても捗る。
車の所持については価値観は人それぞれだけど、要は自分にとって快適な要素を日常に増やして、不快を排除していく。
仕事も同じ考え方で、僕は不快をとにかく減らすために広告代理店から転職した。
就活生のときには本質的にできなかった自己分析を、働きながら自問自答して今は随分不快なことが減った。
嫌なことは受け入れず積極的に辞めよう
会社に限らず、日本人は元々理不尽の中に収まることの方が慣れていると思う。
協調性を育む名目で学校という画一的な枠組みの中に所属することでまず我慢や空気を読むことを覚え、大人になったら無思考に就職する。
昭和まではそれで良かったし、その方が楽だった。
会社の価値が今より大きかったし、情報が少なかったから。
今は情報が簡単に手に入るようになって、会社と個人が対等になった。
寧ろ今後は個人の優位性が上がり続けて立場が逆転するから、会社に拘泥せず色んなコミュニティに所属していたりスペシャルなスキルを持つようにすると仕事には困らない。
古い業界にいると一気に取り残されるから、自分の居場所や誰とどんな仕事をするかを戦略的に選んだ方が良い。
今あらゆる会社の仕組み・制度が既存システムの岐路にいる
例えばテレビ局は、今顕著に既存システムの岐路にいる。
インターネット放送がどんどん活発化してきているし、YouTubeなどでも有益で細分化された情報で溢れている。
特に若者はテレビを見なくなったし、家電量販店の新生活セットにはもうテレビは入っていない。電通と構築した番組の間にCMを挟む巨大な利権を生んだ旧来の収益のスキームを捨てて、Amazonプライム・ビデオなどに負けない新たな仕組みを作れるのだろうか。
テレビに限らず、あらゆる枠組みが崩壊している。
アップデートしない組織はどんどん弱体化していくのは目に見えてる。
通勤時間の短縮は年収30%分幸福度が上がる?
* アメリカの平均通勤時間は、往復50分。だが、中にはもっと長い時間をかけて通勤している人もいる。ちなみに日本の平均通勤時間は1時間10分で、東京圏に限れば1時間45分だ。
* イギリスの研究によると、1日の通勤時間が20分増えることで、仕事の満足度は給料が19%減るのと同程度の悪影響を受ける。
* 全体的に見ると、バス・電車通勤の人は、徒歩・自転車通勤の人に比べ、より不満を抱えている。
日本は世界的に見ても通勤ストレスが圧倒的に高いですね。