EZO TIMES

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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災害時、「自宅待機」を命じておいて欠勤扱いにする会社はブラック企業か

今夏、台風21号に続き、北海道も大規模な地震災害に見舞われた。

 

今回の平成30年北海胆振東部地震では、セイコーマートが賞賛されたのを始め、いち早く多くのコンビニ、スーパー、ドラッグストアが地域のためにお店を開けた。

皆、自身も被災しているのにも関わらず、多くのリテール事業者のスタッフが身を呈してお店で働いた。

 

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www.heisei-zakki.com

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今般の北海道地震で被災した、とあるチェーンストアで働く中国人留学生のアルバイトスタッフは、地震でインフラとライフラインが寸断されたなか、自宅から店まで徒歩40分程を歩き汗だくになりながら、被災当日にお店に向かった。

停電して不安な一夜を過ごし、断水して水道も使えない状況で、お店や一緒に働くスタッフが心配だからという一心で、歩いてお店に彼は来た。

 

彼にとってはそれはごく自然にとった行動かもしれないけど、周囲のスタッフはただただ彼の行動に感嘆と感謝の気持ちでいっぱいだった。

 

私服のまま汗だくでの彼が店頭に立つ姿は、僕の頭に焼き付いて離れない。

 

自宅待機を命じておきながら欠勤扱いはブラックか

某チェーンストアでは、災害が発生し道内全域で停電が発生した日、一部社員が出社、その他多くの社員が各セクションの長と会社代表からの通達で自宅待機を命じられていた。

 

“待機”を会社から命じている時点で、それは業務と同じですよね。

結局出勤した人と待機した人にかなりバラツキがでて、社員のみならずアルバイトスタッフの給与にも大きくイレギュラーが発生している。

 

会社から待機の指示を出しているにも関わらず、それが欠勤扱いっておかしいですよね。

災害時だからこそ、会社が最優先すべきは働くスタッフではないのでしょうか。

これは会社のバリューを著しく低下させる判断だと思う。

正直、こういう組織には失望せざるを得ないですね。

 

消えた観光客

北海道から殆どの外国人観光客がいなくなりました。
普段外国人のほうが圧倒的に多いスポットも、嘘のように閑散としています。
北海道の多くの事業者が、停電による甚大な損失と売上減にこれからもしばらく苛まれます。
このような状況だからこそ、会社組織は働くスタッフに最大限の配慮を施し、社員ファーストの対応を取ってほしいですね。

 

人事の評価表や制度設計、バランスシートだけ普段から眺めている人に、この欠勤の判断がいかに哀れな決断か、わからないでしょう。