アラサーの独り言

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の感想と、日本企業から残業を無くす方法。

TBSドラマ『わたし、定時で帰ります。』の第1話を見ました。

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まず、向井理カッコイイ。※これ書いてるのはアラサーの男です。

いやぁ、本当に羨ましいルックス。

ドラマの役と同じくリアルであんな人が副部長だったら、なんだかそれだけで周りの社員に良い影響がありそう…。

 

舞台はWEB制作会社。

主役の吉高由里子はディレクターで、とにかく定時で帰ります。

 

僕自身、広告プロダクションに以前勤めていましたが、定時で帰るディレクターは見たことがありせん。

というか、定時という言葉は単なる記号で、機能としては全く役割を果たしていないに等しい状況でした。

 

日本の広告やWEB会社でコンスタントに定時に帰るクリエイティブ担当の人、かなりマイノリティーだと思います。

 

僕も今まではドラマの中の向井理と同じく(※ルックスは同じ要素ゼロ)、遅くまで働き休日も会社の携帯は手離さないワーカホリックでした。

平日は遅くまで働く人が未だに大多数だと思います。

 

余談ですが(ブログに余談もクソもない)、吉高由里子の彼氏役のKAT-TUN中丸さん。

安定の棒読みです。

 

あえてあれがナチュラルな演技と捉えれば良いのか。

失礼だけど、中丸さんの演技を見ると、他の俳優とりわけ吉高由里子の演技力の凄さがよくわかる。

 

それに気付かせてくれたので、中丸さんの演技も良しとする。(実際プロの人から観てあの演技がどうなのか知りたい。)

 

日本企業が残業を無くす方法

ところで、日本の企業の労働生産性ってめちゃくちゃ低いって言いますよね。

残業ばかりたくさんして、労働の効率が悪いと。

 

では、日本人は本当に諸外国と比較して労働効率が悪く能力が低いのでしょうか。

相対的に個々の仕事が遅く効率が悪いのでしょうか。

 

答えはNOです。

 

そもそも、なんでこんなに日本人の残業は多いんでしょう。

答えはめちゃくちゃシンプルです。

 

日本企業の給与構造は、残業代が多くの割合を占めるからです。

 

残業を無くすための方法もシンプルです。

基本給を上げて裁量労働制にすれば良い。

その上で定時帰宅や帰宅時間を早めることをルール化する。

 

これで労働生産性を下げる不要な残業は絶対無くなる。

 

毎日遅くまで残業する人に、「来月から月給20万円増やすから、定時で帰って」と言えば、ほとんど例外無く定時で帰宅すると思います。

 

日本の会社は基本給低すぎだから、労働者側が残業代に依存するのは当たり前です。

これは日本人が優秀かどうかの問題じゃなくて、仕組みの問題。

 

経営層が現場のスタッフに労働生産性とか残業の議論をするときは、同じテーブルに「待遇(給料)」の話が無いと成立しないです。

会社がどんなに早く帰ることを推奨しても、残業代が給料の多くを占めていたらまず早く帰りません。帰れません。

 

基本給を高くなって労働者が満足する給与をもらっていて、裁量労働制だったら、みんなどんどん早く帰りますよ。

そして、その方が労働の効率性も絶対上がるよ。

 

基本給が高くなるということは、会社に対する満足度が上がるということです。

その方が現場のスタッフは絶対にモチベーションが上がるし、会社に対する貢献度も上がる。

これは間違いない。

 

給与かやりがいか、みたいな二元論で対立的に会社を論じるのを見るけど、これは絶対間違い。

給与もやりがいもだよ。

 

どっちも大事なんだよ。

そんな事に気付けない経営層多すぎ。