アラサーの独り言

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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入社式から4ヶ月後、僕は退職の挨拶をした。

人生でたった一度しかない新卒の入社式。

 

同期は10人くらいいて、一人一人役員や先輩社員の前で所信表明みたいなのをやった気がする。

テレビ局の取材が来ていて、同期がインタビューをされていた。

 

今でもその会社にいる同期は、若くして新たな事業を立ち上げたり、営業で好成績を残したりと、会社の中核として活躍している。

 

 

僕は、入社式のことは、ほとんど記憶が無い。

 

社長は何を話していたんだろう。

当時はとても印象深く、真剣に聞いていたはずなのに、思い出すことができない。

 

その時は、会社を直ぐにやめるとは思っていなかった。

 

入社式から約4ヶ月後に、僕は退職の挨拶をする。

内定が出たあとは、とりあえず2.3年この会社で過ごすのだろうと当時はぼんやり考えていた気がする。

 

入社式で自分が発した言葉はさっぱり思い出せない。

だけど、その4ヶ月後にした、退職の挨拶の言葉と光景は鮮明に覚えている。

それは、僕にとってはあまり思い出したくない光景だ。

 

 

先日、社会人になって初めてできた後輩が、退職した。

彼が涙しながら話した退職の挨拶を聞きながら、自分が入社4ヶ月後にした退職挨拶の光景が頭に浮かんでいた。

 

あまりにも未熟で、周りの人に迷惑を掛けた自覚が無い薄っぺらい外面の若者が、頭に浮かぶ。

 

僕が退職したタイミングは、長く事業部を支えた部長の退職時期と重なり、この上なく空気の読めない最悪なタイミングだった。

 

中身の無い薄情に過ごしたその4ヶ月は、結果的に周りの人にたくさんの迷惑をかけていた。

 

 

4月から、通勤の時間を少し早くした。

 

就活で少しくたびれたリクルートスーツを着て、通勤する新社会人らしきフレッシュマンが、たくさんいる。

彼らは、どんな入社式を過ごしたのだろう。

 

◾️

 

転職が寛容な世の中になった。

転職するのは当たり前になってきた。

一つの会社で社会人生活を終える方が、珍しい世の中になった。

 

初めて会社を辞めるとき、とても勇気がいる。

新入社員で退職を切り出すのは、気苦労がきっと大きい。

 

一度退職したいと言ってしまうとスッキリするとよく言うが、実際スッキリする。

 

僕は20代で3回転職した。

辞めることを告げるときは、初めてのときよりも2度目、2度目より3度目の方が、重たかった。

 

営業なので、関わる人が年々増えていく。

4月は、仕事でこれまで関わった色んな人のことが、頭に浮かぶ。

 

 

◾️

 

入社式といえば、まだ就活の時と同じリクルートスーツを着てる人が多い。

皆同じ格好をして、就活をするスタイルはいつどんな風に形成されたんだろう。

 

そもそもで採用する企業側は、画一的な就活生を望んでいるだろうか。

 

平成は31年で幕を閉じ、間も無く令和の時代が始まる。

平成は初めて日本が戦争をしなかった時代だそうだ。

 

平成はインターネットが普及し、世の中が劇的に変化した。

 

就活はなぜかみんな同じ服装、同じ外見をしている。

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昭和の頃の入社式の様子が、印象深い。

今と昔の入社式の模様は、こんなにも変わったんですね。

 

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