後輩が始めて退職しました。
僕は、20代で3回転職してきたので、もう自分の転職は慣れているし、年上の方が転職や退職するのは何度も見てきた。
自分より年下の、仕事を教える立場にいた後輩が会社を辞めるのは初めての経験だった。
退職したのは25歳でプロパーの後輩。
年末の仕事納めの直前に、辞めることが公に告げられた。
正直、彼はかなり仕事が出来ない方の部類だった。
決められた作業はできるけど、それ以外のことは殆どできなかった。
だけど、人柄はとても良かった。
元々優秀な子では無かったけど、会社を辞めるのも初めてとはいえ、あまりに非常識な辞め方で正直唖然とした。
それでも、本人には全く悪気はないし、憎めないキャラクターだった。
初めて、社内の身近な存在だった歳下の後輩が退職していくのを見る。
自分が今まで退職したときのことを思い出して、当時の上司や周りの人から自分がどんな風に映っていたのかをふと考えた。
今までは自分が辞めたときどんな心境だったのかをよく振り返るけど、周りの人がどんな風に感じていたのかはあまり考えなかった。
この間、他社の方で酷い会社の辞め方をした人がいた。
彼は会社の役員だったにも関わらず、社員へのセクハラパワハラが酷く、無断で会社には来なくなり、会社側とも未だに揉めているらしい。
後輩も目にする社内の自分の机の上に、ダメな社員の辞めさせ方という類の本を置いてあったり。
もっと酷く非常識なことも聞いた。
終わり良ければすべて良しではないですけど、会社の辞め方って本当に大事ですね。