最近、日本でも働き方が多様化し、フリーランスの人も徐々に増えているらしい。
2018年時点で、日本でフリーランスとして働く人は労働人口のうち約17%いる。
ちなみに、アメリカでは2020年にフリーランス人口が50%になると予測されている。
アメリカはそもそも、日本のようにまず会社に入ってから社会人してのスキルを学ぶのではなく、会社に所属する前から必要スキルを習得し、“スキルを切り売り”するワークスタイルなので、日本の労働市場とは全く環境が異なる。だから、アメリカでは転職はめちゃくちゃカジュアルな行為です。
日本で働く人も、今後はよりシビアに“スキルを切り売り”する専門性が求められるようになると思う。
必要スキルに応じて会社の枠組を超えて組織を横断的にわたって働くスタイルが今後増えていく。
今でも一部の人たちがそういう働き方をしているけど、労働市場全体がよりそういう流れになっていくと僕は思っている。
一方で、新卒社員を会社はより大事に育てるようになり、会社のカルチャーがしみ込んだ人材の確保と専門性を持ったスキルの中途採用に2極していく。
zozoやサイバーエージェントもその典型ではないでしょうか。
今、“会社名の肩書きの価値”が、右肩下がりで下落している。
会社が大事にするプロパーの社員と、スペシャリストや優秀なゼネラリストの中途採用者によって多くの会社が成り立つ。
日本の転職はもっとカジュアルになって中途市場はより流動性が高くなるとともに、転職者には専門性や特定のスキルがより求められるようになると思っている。
会社員とフリーランスどちらが良いか
働き方について論じるとき、一方を否定して自分のスタンスを肯定するやり方が、僕はどうもしっくりこない。
会社員かフリーランスか?
正社員より契約社員でパラレルワーカー?
大学かオンラインサロンか?
戸建てかマンションか?
東京か地方か?
極論だけどそれぞれの働き方や生き方にそれぞれの良さがあって、人によって価値観は様々なのだから、快適なワークスタイルは人によって違うでしょう。
そのために働き方は多様化していく。
みんなちがってみんないい、ではダメなの?
「正社員神話」の謎。
— なかのの夫/複業100万の元社員(複業パパ) (@nakanonohusband) 2018年10月15日
日本って未だに
・正社員=勝ち組
・非正社員=負け組
…みたいな神話あるけど、あれ何なの?
残業や会社の意向に強いられストレス過多で働くより、
しがらみなく自分の望む職場を選び複業で稼ぐ方が
人生としてのコスパは100倍高い。
むしろ正社員こそ「負け組」じゃん?
会社を辞めて自己実現するために自由な働き方をしているはずの人たちが、寧ろこうして会社員を否定したり自分の働き方を肯定する一方で何かを否定的に論じるのって本末転倒じゃないですか。
自分以外の誰かとの比較優位から抜け出せずに、結局何かを否定しながら自分のアイデンティティをポジティブに保とうとしているうちは、それこそ自由な生き方と矛盾してるよ。
僕は会社員で正社員として働いているけど、20代で3回転職をして、今の会社での仕事が充実している。一方で、フリーランスで活躍する身近な人を見て凄いなと感心する。
僕は会社員だけど会社では複業もOKだから、両方やるのが僕は快適。
よくブロガーの人の中には、本気で稼ぎたいなら会社を辞めてブログ1本に絞るべき、追い詰められた環境にならないと人は成長しない、なんて意見も目にする。
余裕が行動のモチベーションになる人と窮地がモチベーションになる人がいるから、人それぞれ正解は違う。
極端に何かを否定してもう一方を肯定する意見の言い方は、何か違うと思うよ。