僕が学生時代にバイト先が一緒だった知人が、先日婚約したそうだ。
彼は34歳、貯金無し。
奥さんは28歳。彼女も貯金はほぼ無し。
2人とも楽観的でお金は無くても何とかなるでしょ!と気楽に振る舞う。
時々、電気や水道も止まっている。
そんな日はキャンドルで灯りを灯す。
そういう夜はキャンドルナイトと呼んでいるらしい。
彼女は酷い鬱に長く悩まされている。
身体の見えるところに、自分でつけたいくつもの傷痕が痛々しい。
先日も酷い鬱症状に陥り、実家での療養を余儀なくされたそうだ。
僕が奥さんに初めて会った日、彼に明日の予定を聞かれた彼女は、確かハローワークに行くと言っていた。
友人たちの前では、2人ともいつも幸せそうだ。
今、奥さんのお腹には子供がいる。
27歳で僕は初めてハローワークという未踏の地に足を踏み入れた。
その日は失業保険の初回認定日とやらだった。
再就職手当の仕組みについても僕はよく理解できておらず、自分はいくら手当が受け取れるかをその日初めて把握した。
ハローワークには沢山の人がいた。
職業相談コーナーでは何人も自分の番が来るのを待っている。
求人検索用のパソコンはほとんど埋まっている。
総合案内には次々には人が並ぶ。
当然、ほとんどが職を失った人たちだろう。
ハローワークで求人検索をしたことは僕はない。
どうやら、余裕をもって暮らせるような給料がもらえる求人は、大方無いようだ。
人手不足というが、ハローワークの求人見てはっきりと思った。人じゃなくて低賃金で働く奴隷探してるだろこれ。
— ガチャピンさん@岡山晴彦 (@gatyapin401) 2018年4月10日
誰が月給12万で正社員で働きたい、応募したいと思うのか。採用する人はその辺考えた方が良いと思うよ pic.twitter.com/SNOYhW7BCp
幸せの感じ方や尺度についてぼんやりと考え混んでしまった。