アラサーの独り言

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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3度目の転職から、1年が経った。

気付けば、2019年はもう3ヶ月が過ぎた。

もう4月かぁ…。

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朝、くたびれたリクルートスーツを着ている就活生と、新社会人をたくさん見かける。

 

自分が、新社会人だった頃を投影する。

 

 

僕は、めちゃくちゃ“痛い”新人だった。

 

新社会人のときは、僕は何のスキルも無い癖に中途半端に意識が高い新人だった。

新概念(ヨコモジ)に飛び付き、一方で自分のしている地味な事務作業をつまらないと嘆いた。

 

SNSやビジネス雑誌の華やかにみえるビジネス事例をインプットして、まるで自分が何かを成し得たかのような愚かな錯覚にも陥っていた。

 

ミーハーだった当時の僕は、広告やプロモーションが好きでよく宣伝会議や販促会議などの雑誌をよく見ていた。

 

メデイアに掲載されている華やかな文面の裏にある現実を全く知らない僕は、4ヶ月で新卒で入った会社を退職し、広告業界へと足を踏み込んだ。

 

 

 

先日、退職の挨拶のことを書いた後、広告代理店を退職するときにクライアントの前でした挨拶の光景を思い出した。

 

www.heisei-zakki.com

 

当時働いていたその広告代理店では約2年間を過ごした。

 

平日はだいたい22時頃まで働き、休日出勤も頻繁だった。

ほぼ毎日顔を合わせたクライアントだった。

 

退職の挨拶は、総勢30人くらいの前で挨拶をする羽目になった。

ちょうど、クライアントの会社にも退職する人がいて、一緒に送別会をしてくれることになった。

それくらい、コミットした取引先だった。

 

 

新社会人になって4ヶ月で辞めた頃と比べると、少しだけマシになったかな。

ほんの少しだけ、社会人として足跡を初めて残した気持ちになれた2年間だった。

たった2年間だけど。

 

浮き足立って地に足がついていなかった新社会人の頃から3度の転職を経て、ようやくキャリアの点が線になっている。

4ヶ月で辞めてしまった新社会人の頃の経験も、今は無駄じゃないと思える。

 

今の会社で、僕はどれくらい爪痕を残して、誰かにポジティブな影響を与えられるだろう。