アラサーの独り言

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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サラリーマンの平均昇給額6.000円とか低すぎ…。20代〜30代は特に知らないと損する会社選びの基準とお金の稼ぎ方は?

 

広告代理店での日々

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僕は新卒から約5年間を広告業界で過ごしました。
昔から広告業界は激務でブラック業界として有名ですが、案の定僕も早くて21時、22時以降に帰宅する日々が続きました。


イベントとかも多いので、休日出勤も多数。
一番長い連勤は21連勤でした。
もっと休み無い人たくさんいますけどね。

 

僕は今でも広告のクリエイティブはやっぱ面白いなーと思うし、コンテンツとしての広告そのものは好きです。

 

だけどこの業界は代謝悪すぎ。
広告業界とテレビ局はいつまでも昔と同じことしてます。
週5で飲んで土日はゴルフ。

 

ちなみに、テレビ局の営業で東京支社勤務だった僕の知人は代理店との交際費で月60万くらいの経費を使ってました。
それくらい局の営業は代理店の局担と飲むのが仕事なんですね。


広告会社の価値とプレゼンス

古い体質の地方の広告代理店のバリューはこれからさらに低下していくと思う。

東日本はまだまだ旧来型のスキームで仕事をしている会社が多いですが、西日本はハイブリッドな広告会社がどんどん増えています。
プロダクションや印刷会社が領域を拡大しフットワークを広げ、代理店からの受注ではなく直接クライアントの支援をする会社が主流になっていくでしょう。

 

とりわけ地方の代理店は、大手の“メディアを売る”“大規模なイベント運営”など一部の機能と人材を残してニーズが減っていく考えています。
一部の必要とされる会社としての機能と人材を残して、これから市場から淘汰される方向に向かうでしょう。

それくらい、特に大手は組織としての代謝が悪い。
上の立場の人達が居心地良いように形成されているのは、あからさまだろう。

規模が小さくても、新たな価値を創造する未来志向のビジョンを掲げ、そのビジョンを体現する事業を展開する会社に、仕事も人も集まる。


従来の広告会社やメディアが無くなる訳ではなく、クライアントやエンドユーザーが求める質の変遷に応じて、地方の広告会社の在り方も変わっていくということ。

例えば、50人以下の企業規模でも、専門性に優れた領域のワークが提供でき、且つクライアントワークと並行して会社のビジョンとリンクする自社事業(コンテンツ)を展開できる会社に今後仕事も人も集まると思う。


複数の経済圏(収入源)を作るのが、これからの新しい働き方

僕は1社で1.000万の年収稼ぐより、300万の収入源を3つ作るほうが、安心とゆとりを生む健全な働き方だと思う。
特に20代のうちに複数の収入源を得る基盤ができてると安心だ。


別に100万×10個でも200万×5個のリソースでも良い。
お金のリソースを分散し、それに伴って自分自身が複数に環境にポジションを取ることが
理想的な姿だ。

 

会社員の副業は実際に急増している。
今時、副業禁止とかナンセンスですよね。
特に新卒の方は所属する環境に大きく自分のマインドは影響されるので、多様な価値観をインプットするためにも“複業”してる方が健全です。


2018サラリーマン春の平均昇給額はいくら?

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数千円しか上がらないのに、仕事は増える一方の会社員。

サラリーマンの平均昇給額は大手でもせいぜい6.000〜7.000円程度。
残業代が無いと生活できない、そもそも残業代を前提とした給料構造の会社が多いですよね。
残業代に拘泥してしまうと、自分の時間はどんどん無くなってしまいます。
時間をセルフコントロールできない状態は人生を大きく損しています。
お金と同じくらい、もしくはそれ以上に時間は大切です。


【知らないと損する】新社会人と20代に推奨されるワークスタイルとは?

僕のような20代や30代半ばの層は、終身雇用はすでに崩壊し、給料の上昇が保障されない。
だからこそ、どういう環境にいると自分が生きやすいか、居心地良く働けるか、試行錯誤して行動した方がベターだと思います。
逆に、今は沢山の情報を得ることができるので、環境を選びやすいし、会社以外の収入ソースをつくることもできます。

 

情報が簡単に手に入るというメリットを得た代償として、僕らは昭和の会社員よりインプットもアウトプットも増やして、個人としてアップデートし続ける必要がありますよね。

僕は個の価値をどんどん高めることが、これからはあらゆる業界で必要とされて、転職もしやすいし希望の年収も得ることに繋がると思います。

 

例えば、20代のうちから専門性の高いマーケティング領域に関わるとか。
今は購買プロセスが複雑化し、さらに商品がありふれている供給過多なマーケットなので、大手企業も商品を売るのにマーケティングが不可欠な要素ですよね。
逆に会社に拘泥してずっと一つの領域だけに携わるのは、僕は良くないなーと思います。


AIもより身近に浸透してくると、僕らの雇用や働き方にもどんどん影響が出てくると思うので。

 

昭和の大手企業のメリットはもう薄弱

昔は競争が今より少なく、決まった販路で特定の定番品などを売ってれば良かった。
消費者は選択肢が少なく、“情報”を持つことが企業の特権だった。
だから大手に勤めることが最大のバリューで、会社名の看板がパワーを持っていた。
個人よりも所属する会社が大事だったんですね。
でもこれからは個人のスキルや専門性が強みを発揮し、価値構造が逆転していきますね。

これからは実績よりも期待値が高い会社に人も仕事も集まると思います。


平成になって起こった情報と経済のパラダイムシフト。会社員と消費者の構造変化。

インターネットにより、これまで企業の既得権益だった“情報”が消費者にも流通するようになった。
大手企業の特権が薄弱になったのが平成。
昭和より、消費者の購買行動は複雑化し、さらに競合商品が増え続ける。
企業は“マーケティング”により情報を整理し商品を買ってもらうための購買プロセスを、販促の重要なファクターとして取り込む必要性が生まれた。
既得権益が崩壊したので、物は売れにくくなったし、当然忙しくなったんですね平成は。

 

終身雇用が前提だった日本の雇用ストラクチャーにおいては、スキルより所属する会社が重要視されていました。
でもこれからはスキルと会社のバリューが逆転する方向に向かっていきます。
会社員にもフリーランス的な専門性が必要になります。
20代のうちから専門性が高いスキルや環境に足を突っ込んどいた方がベターですね。
僕は地方の大手広告代理店にいて、旧来型のスキームの中で働くことや代謝の悪い環境に身を置くことにリスクを感じて退職しました。
その環境が居心地が良いのなら、まだ大手だったらそこそこの給料も貰えるし悪くないと思いますが。


自ら色んな情報をインプットして、どんどん働きやすい方向へ、収入も右肩上がりに増やせるようになっていけば今の新卒や20代や30代の層も安心して働けますよね。
お金と快適な就労環境があれば余裕を持って暮らせるし、心にもゆとりができます。

 

もし今働き方に不満な要素があれば、すぐに行動してどんどん状況を変えましょう。

仕事は、人生で最も多くのリソースを費やすものの一つなのだから。

仕事は楽しい。時間をセルフコントロールできる収入源を作ってお金を増やそう。

 

新卒の時、僕が初出社の前はどんな気分だったっけ。
半分以上は、「学生が終わってしまう、自由な時間が終わる」
そんな残念な気持ちだった気がする。
ポジティブな気持ちはほんの少し。

 

でもそんな事はない。
もっと自由になれる。
自分の人生の主導権は他ならぬ自分が持っている。
本当の意味で自由になれる。

 

僕が1番大切にすべきだと思うのは、関わる人(大人・環境)をちゃんと選ぶということ。
想像以上に、所属する環境に自分のマインドは影響されるし、豊かに快適に暮らすためには“誰と一緒にいるか”はとても大切だ。

逆に、どういう人といない方が良いか、こんな大人とは関わらない方が良いとか。
そんな事を判断する自分の“目”を養うと良いです。

 

僕は、恥ずかしながら20代で4社を経験している。
ただ、転職理由は業界内でのキャリア・ステップアップを伴うものだった。
広告を軸に異なる環境に身を置いたことで、僕は誰といたいか、何をしたいかがクリアになり、価値観をアップデートし続けることが出来た。
これからも変化を繰り返しながら、自分なりの哲学(信念)を持った大人でありたい。
僕は、これまでのキャリアを全く後悔していない。