アラサーの独り言

餃子とビールとJEEPを愛する平成生まれの元広告マン、現海外事業コンサルタントの雑記。

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両親が教師の我が家

今週のお題「おかあさん」

 

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僕の母親は高校教師。

 

ちなみに、父親も高校教師。

 

同じ大学に通っていたが、学生の時は一度も会話したこともなかったらしい。

たまたま就職した学校が同じで、意気投合したのだとか。

 

ありきたりな苗字なので、生徒には夫婦だと言うことは知られていない。

 

僕の姉は保健師。
親戚には公務員が多い。

 

僕も高校生までは教師になろうと思っていた。

 

結局親とは違う仕事をしたいと思い、家系では珍しい民間企業に勤めている。

しかも世間を色々と騒がせていた広告代理店に就職したもんだから、毎日遅くに帰る僕を見て最初母親は最初青ざめていた。

 

僕の母親は家庭科の教師。

ちなみに、父親は書道の教師。

 

2人とも副教科だったので、残念ながら僕のテスト勉強や受験勉強へのメリットは無かった。

 

家庭科の教師というと、皆料理上手だと口を揃えて言う。

実際、母の料理は美味しい。

が、レパートリーは少ない。
いつも同じ料理が多い。

 

半年に1回くらい、突然新メニューが食卓に登場する。

ハズレは無い。

 

先日、姉が結婚した。

 

今まで浮いた話は一切無く、ジャニーズ好きだった姉が一体結婚できるのかと母は不安だったらしい。

 

彼氏がいるとも一度も言ったことがない人が、ある日突然結婚の報告。

結婚するときなんて世の中の家庭はこんなもんだろうか。

 

姉の結婚式の日、式場に向かう車中は昔話で盛り上がった。

 

僕ら兄弟は幼少の頃、親が運転する車に乗っているとき、なぜかガソリンの価格をくまなくチェックしていた。

ガソリンスタンドを通るたびに価格が書かれた看板を凝視する。

少しでもレギュラーの価格が下がっていると、すかさず「ここのガソリン安い!」と母に報告する。

それが僕らのドライブ中の役割だった。

 

母は姉の結婚式の前日、絶対に泣かないよ、と言っていた。

とはいっても手紙を読むあたりで涙するだろうと思っていた。

父は目に涙を浮かべていたが、母は本当に泣かなかった。

最後まで、毅然としていた。

 


母の日のプレゼントは何が良いか、ふと考えた。

 

姉が結婚してから、旦那さんを交えて実家で一緒に食事をすることが2ヶ月に一回程ある。

母も父もその時が一番楽しそうだし、よく喋る。

プレゼントを挙げても喜んではくれる。

けどきっと一番嬉しいのは、母の好きな料理を美味しいねと言いながら、食卓を一家で囲むこと。

 

母の日に限らず、それが一番のプレゼントだと思った。